中古戸建てを購入するとなれば、室内の状態はどうなのか、外壁や屋根は劣化していないかなどと、見える部分はチェックするかと思います。
実は見えない部分の水道配管もチェックしておいた方が良いのです。
なぜ水道配管のチェックが必要なのかご紹介します。
中古戸建て購入時の水道配管のチェックポイント
水道配管では、上水道の引き込み管の口径を確認します。
玄関や駐車場に水道メーターがあり、メーターに口径が書いてあります。
引き込み管の口径は、13mm、20mm、25mmの3つが主流です。
昔は13mmの水道配管が多かったのですが、水圧が弱く水道使用量によっては流量が足りない場合があります。
さらに13mmの水道配管を使っている中古住宅ならば、将来的に水道配管の入れ替え工事が必要になる可能性もあり、工事費用は50万円以上かかります。
また、埋まっている本管が公設管であるか私設管であるかも確認しておきましょう。
自治体が所有していると公設管、個人で埋設すると私設管です。
私設管だと口径を変えるための引き込み工事で追加費用が必要であり、口径に制約があります。
事前に不動産会社に聞いて、公設管と私設管のどちらかを確かめておくのが良いでしょう。
家庭から排出する水は、最終枡に集めて、最後に下水道か浄化槽に流し処理します。
下水道がない場合は、浄化槽を使いますが、敷地内に浄化槽がなければ設置します。
浄化槽の設置費用は100万円前後であり、20年程度で交換しなければいけません。
設置した浄化槽には、清掃や点検などのメンテナンス費用がかかり、購入した住宅を建て替えるとなると浄化槽の撤去が必要になる場合もあります。
中古戸建ての敷地に水道配管を引き込むときの費用
購入した中古の戸建てに水道配管を引き込むときには、水道配管のみの引き込みでは10万円前後の費用が発生します。
配管の設置方法でも費用は変化し、壁を使うか床を使うか、配管はむき出しなのかでも費用は違います。
水道配管を敷地内全域に引き込むとなれば、1mあたり15,000円ぐらいの費用です。
水道配管の引き込みは、壁や床を取り壊す必要があるので、大がかりな工事を行います。
また、建築当初に高品質な配管を使っていたとしても、中古住宅となるころには経年劣化と共に性能が落ちている可能性もあるので、そのあたりも注意が必要でしょう。
まとめ
中古の戸建てを購入するときには、内装や外壁など見えるところだけでなく、水道配管のチェックもした方が良いでしょう。
古い住宅の口径の小さい管であれば、大きい口径の管と交換しなければならない可能性などもあります。
水道配管は、上水道と下水道の両方を忘れずにチェックしておくことをおすすめします。
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