今回は、不動産購入の際、契約締結前におこなわれる「重要事項説明」について解説します。
重要事項説明というくらいですから、説明される内容はすべて重要ではあるのですが、そのなかでもとくに気をつけてチェックしておきたいポイントはどこなのか、ご紹介します。
不動産購入時の重要事項説明!物件に関する重要ポイント
不動産購入時の重要事項説明の重要チェックポイント、まずは物件に関してのポイントを挙げていきましょう。
物件に関する主なチェックポイントは以下のとおりです。
●所在地や建物の面積などが購入物件と間違いなく一致しているかどうか
●中古物件購入の場合は抵当権が設定されていないかどうか
●抵当権が現時点で設定されている場合は、抵当権の抹消と時期について重要事項説明書に記載されているかどうか
●用途地域や建ぺい率など、各種法令に基づく制限事項の内容
●敷地に接する道路の幅、道路と敷地が接する面の長さ
●敷地に接する道路が私道のみである場合、その私道が「道路位置指定」を受けているかどうか(指定を受けていなければ建物は建てられない)
●土砂災害警戒区域や津波災害警戒区域の区域内か区域外か
●水道・電気・ガスの供給や、排水施設(下水道など)が整備されているか、整備されていない場合の整備時期や費用負担はどうなるか
不動産購入時の重要事項説明!売買契約条件の重要ポイント
不動産購入時の重要事項説明の重要チェックポイント、続いては売買契約条件に関してのポイントを挙げていきましょう。
売買契約条件に関する重要ポイントは以下のとおりです。
●固定資産税、都市計画税の清算金など、物件代金以外にかかる金銭について
●手付金の金額および保全措置の有無や保全方法について
●手付解除や契約違反による解除、ローン特約解除(買主が住宅ローン審査に通らなかった場合の解除)の解除条件について
●売買契約書の内容と異なる部分が物件に認められた場合の売主の「契約不適合責任」について
●不動産会社が売主である場合、売主の倒産など万が一の事態に備えての「手付金の保全措置」があるかどうか
このなかでローン特約解除については、住宅ローンが借りられなかった場合はペナルティなしで契約解除できる趣旨の特約があるということが買主にとって重要です。
ややこしいと感じがちな内容ばかりのようですが、いずれも買主なら把握しておくべきことです。
わからないことがあればそのままにしないよう都度積極的に確認しましょう。
まとめ
今回は重要事項説明のなかでも、とくに重視したいポイントをご紹介しました。
これだけのポイントを重要事項説明当日に漏れなくチェック・理解するのは大変かと思います。
このため、事前に重要事項説明のコピーをもらって、内容をしっかり確認しておくことを強くおすすめします。
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