都心部など住宅が密集している地域における戸建ての形状としても注目を集める「オーバーハング」ですが、具体的にどのような形状でどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここでは、オーバーハングとはどのような形状なのか、そして戸建てにオーバーハングを取り入れるメリット・デメリットについて解説していきますので、ぜひ目をとおしてみてください。
個性的なデザインも魅力的な「オーバーハング」の戸建てとは
2階建て以上の建物において、床が下層階よりも出っ張っている形状の建物を「オーバーハング」といい、都市部など住宅が密集しているエリアでもよく取り入れられる手法です。
片持ち式と呼ばれることもあり、2階以上の床を下層階よりも出っ張らせることで空間を有効に活用できます。
出っ張った部分はキャンティと呼ばれ、室内スペースを広く取るためだけでなくベランダとして活用されることも多く、またキャンティの下には自然と屋根付きの空間ができるため、駐車スペースや玄関ポーチとして使うのにも最適です。
狭い土地に最適!戸建てにオーバーハングを取り入れるメリット
戸建てを建てる際にオーバーハングを取り入れる最大のメリットは、狭い土地でも縦の空間を有効活用して十分な居住空間を確保できることです。
2階の床を外に出っ張らせることで、2階の延べ床面積を広くできます。
また、1階部分は駐車スペースとして利用できるため、狭い土地でも最大限に土地を生かすことができるのです。
さらに、2階建てでオーバーハングを取り入れる場合、3階建ての戸建てを建築するよりも建築費用を抑えられることもメリットでしょう。
オーバーハングを取り入れることで狭い土地でも建築が可能となるため、立地が良いけれど坪単価が高い土地なども選べるようになり選択肢が広がります。
耐震性には注意!戸建てにオーバーハングを取り入れるデメリット
空間を有効活用できるオーバーハングですが、形状からも見てとれるようにバランスが取りにくいため、耐震性には注意が必要です。
基礎や構造そのものの強度はもちろん、建物のバランスも重要なため、耐震強度を保てるように設計することが大切になります。
安心して暮らせるように、経験豊富な業者に依頼すると安心です。
まとめ
2階以上の建物の床が下の階よりも出っ張っている造りを「オーバーハング」といいます。
メリットは、空間を有効活用できるため狭い土地でも家を建てやすいことです。
一方でバランスが難しく耐震性に不安があるため、建築時には耐震強度に注意しましょう。
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